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ニューホルダー
NEW HOLDER
ニューホルダーができるまで
1909年(明治42年)初代 玉越 吾一が東京浅草鳥越に紙製品製造業として「玉越商店」を創業しました。
1937年には、二代目 玉越 善太郎が就任し、その後の第二次世界大戦を乗り越えます。
戦後も紙製品を製造していましたが、高度経済成長の中、「世の中に役に立つ製品を!」ということで、社運を賭けて製品開発に取り組みます。
1959年、開発のヒントを探す為に海外視察に訪れた善太郎は、スウェーデンでこれまで見た事のないモノに目を留めます。
それは、透明フィルムが綴じられた帳面でした。
「なんだこれは?透明袋の帳面なのか?」
「しかも、本のように1ページずつ中身が読める」
「紙が折れにくいし、汚れにくい!」
「日本でもみんなが使いたがるに違いない」
そのモノこそ「ニューホルダー」の原型でした。
当時の日本では書類といえば、クリップやホッチキスで束ねるか、穴を開けてつづり紐で綴じて保管するというのが一般的でした。
帰国した善太郎は、協力企業や生産工場と共に素材研究を重ね、ついに製品として完成しました。
1961年、「ニューホルダー」が発売されたのです。
紙のファイルが主流であった日本で、当社はクリアポケットホルダーのパイオニア的存在となりました。
「ニューホルダー」は、効率が求められる経済成長の中で、透明フィルムの袋に書類を入れて便利に保管、閲覧できるファイルとしてたちまち多くの人々の支持を得ました。
硬くて頑丈な表紙も魅力の「ニューホルダー」は、現在も改良を重ねB5サイズからA2サイズを揃え、今も多くのお客様に愛されております。
他製品への広がり
1964年には、社名を現在のテージー株式会社へ改め、更なる製品開発へと挑戦します。
世の中では東京オリンピックの開催に沸き、暮らしの中にも潤いが求められるようになっていきます。そのような中、趣味を楽しむ人々に切手ブームが訪れていました。
そこで、テージーは「ニューホルダー」の透明度の高いフィルム技術を活かして、切手収集家の方たちの期待に応える製品を開発します。
それが切手帳「スタンプアルバム」です。透明ポケット式のアルバムは、美しい切手の観賞にぴったりで、糊で貼り付けることもなく、年代順に並べることも容易で、仲間との切手交換も簡単に出来ました。
この「スタンプアルバム」も好評を得て、今なお現役でお客様に支持されております。
未来に向けて
長く愛されている「ニューホルダー」に続き、2015年に次世代のファイルとしてポケットの取り外しが簡単な「ファイルイット」シリーズも開発され、お客様から好評を博しております。
創業1909年当時から、「お客様の役に立つ製品を」という気持ちは変わっておりません。
これからも、皆様の「大切なものを残したい」という気持ちに寄り添い「収集・保管・観賞」をキーワードに信頼される製品の開発に取り組んでまいります。